存在自体が奇跡のスタジアム

つい5年前なら存在すら想像できなかった、小地方都市「今治市」に誕生したスタジアム。
FC今治が所有・管理するサッカー専用スタジアムだけあってイベントやフードエリア充実。
ピッチとスタンドの距離は写真や映像以上に至近距離。そのため、選手の声やベンチの指示などが良く聞こえ、その内容によってスタンドからどよめきが起こるのも夢スタジアムならでは。

定員約5,000人。JFL時代の平均観客数3,000人超の、どの試合でもコンパクトで熱気溢れるスタジアム。

スタンドは大きく分けて3ゾーン
①メインスタンド(テレビ中継視点に最も見慣れたアングルで観戦できる。特に中央寄りゾーンは、クラブハウス中央階段を降りてくる選手やゲストを間近で見られる特等席。JFL時代にはこの階段際で選手たちを見送る岡田武史オーナーの姿もよく見られた)
②北ゴール裏スタンド(このスタジアムで最も大きなスタンド)
③南ゴール裏スタンド(ホーム応援席。応援団一色になるわけではなく声を出して応援したいサポーターやファンの子供達などが多く陣取るゾーン)

特に価格もリーズナブルなホーム側の南スタンドは、夏季の夕方開始ゲームでは試合後半になると日陰になり暑さも和らぎ個人的おススメ。
またバックスタンドが存在しない珍しいスタジアムであり、今治市街地や瀬戸内海、来島海峡大橋などが一望できる。

その他プレミアムな座席として「ピクニックシート」があり、実はここが観戦する上で最高のロケーションだったりする。ここではバーベキューなども楽しめテーブルや椅子も予約人数分用意される。

フットボールパークはスタジアムに隣接しているグルメ・イベント・物販エリア。ここではアウェイサポーターと今治サポーターが一緒に食事し交流を図る姿がよく見られる。今治へ遥々来てくれた感謝を抱くサポーターが多い夢スタジアムらしい光景。
またグルメでは今治のソウルフード「焼豚玉子飯」や「せんざんき」など王道メニューの他、試合毎に変わる多数のフード店が出店でかなりの充実度を誇る。

隣接しているイオン今治新都市では、試合後選手のサイン会やイベントがあり、またFC今治の青いユニホームを着たお客さんで賑わう。アウェイサポーターも試合後イオンで今治土産を探してみてはいかがでしょうか。

その他魅力いっぱいで、開門から試合後まで楽しめる夢スタジアムへ是非。

※主にJFL時代の感想を元にしています。

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2020/08/09投稿