
明治安田J3第6節・栃木SC戦で今季初ゴールを決めた琉球3年目のMF岩本翔。「(今年は)フィジカルもついて、コンディション的にもいい感じ」と、仕上がりの良さを実感している彼は順調なスタートを切っている。シーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮するためにもコンディションの維持は欠かせない。その点でリーグ戦序盤から良い状態をキープできていることはチームにとっても大きなプラスである。
プレースタイルについて自身はその役割を明確に認識している。「自分はドリブルで仕掛けるタイプではないので、周りとのコミュニケーションを大事にしている」(岩本)と語るように、個人技に頼るのではなく、チーム全体の流れを作ることを重視。それが「周囲を生かす意識」として表れている。岩本がプレーするボランチは攻守のバランスを取る重要なポジション。彼自身も「去年より連携を意識している」と話しており、チームがスムーズに機能するよう積極的に関わる姿勢が見て取れる。
そして彼の成長は守備面にとどまらず、栃木SC戦でのゴールもその象徴だ。逆足で放ったシュートについて「ゴールが見えた瞬間、もう(左足で)打つことしか考えていなかった」と語り、迷いのない決断力が得点につながった。ボランチというポジションは得点機会が限られるが、「もともと逆足に抵抗がなく、自由に使える」岩本はシュートにも積極的で攻撃面にも自信を持っている。ボランチとしての役割を果たしながらも、チャンスがあればゴールを狙う。その姿勢が彼のプレーの幅をさらに広げている。

守備では周囲との連携を強化し、攻撃では決定的な場面での決断力を高めることでチームへの貢献度をさらに上げたい考えを持つ岩本は、単なるパサーではなく攻守両面で違いを生み出せる選手である。味方との連携を深め、試合をコントロールする力を発揮すればチームにとって欠かせない存在となってくれるはずだ。
Reported by 仲本兼進