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【取材ノート:長野】致命的なミスから2失点。「上手くなる」ための糧に

2025年4月1日(火)


「まだまだ下手なので、上手くなるしかない」――戦前に藤本主税監督はそう話していたが、まさにその課題を突きつけられた。

明治安田J3リーグ第7節で、AC長野パルセイロはツエーゲン金沢に1-3と敗戦。58分までに3点を先取される苦しい展開となった。

1失点目は相手の左サイドからクロスを許し、中央でパトリックにフィジカルで押し切られた形。サイド攻撃を警戒していた中で、ある意味“想定内”ではあった。

しかし、その後は“想定外”が続いた。2失点目はGK松原颯汰のパスが西谷和希に奪われ、そのままゴールに押し込まれる。3失点目もゴール前で近藤貴司の横パスを小島雅也にかっさらわれ、慌てて対応した藤森亮志が足を引っかけてPKを献上。これを再びパトリックに決められた。

今季最多の3失点を喫したが、そのうち2失点は致命的なパスミスから。「取った後のボールとか、シンプルに渡せばいいのに『なんで?』と思うようなミスがあった」。長谷川雄志はそう吐露する。

スリッピーなピッチコンディションに苦しんだのも事実だ。ボールがいつも以上に走るからこそ、技術の差もハッキリと出る。相手の金沢は大山啓輔をはじめ、テクニックに長けた選手が揃うチーム。長野のハイプレスを受ける中でも、不用意なボールロストは少なかった。

一方で長野の藤本監督は「守から攻のところで失い方が連続したときに、どんどんマインドが落ちていった気がした」。失点シーン以外にもミスが散見され、より失点を重ねても不思議ではなかった。

「個人の意識の問題だと思う。プロだから(意識して)当たり前だし、今日のミスを糧に着実にレベルアップしないといけない」と長谷川。今季は新指揮官のもと、狭い局面でのコンビネーションを多用しているだけに、なおさら技術の向上は必要だ。

練習から一本のパスにこだわり、もっと上手くなれるか。長谷川が言うように、この試合を“糧”に変えなければならない。


Reported by 田中紘夢