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【取材ノート:大宮】移籍1年目でのキャプテン就任。2025の大宮はガブリエウが牽引する

2025年2月13日(木)


RB大宮アルディージャは、2025シーズンのキャプテンにガブリエウが決まったことを発表した。

ガブリエウは「何よりも光栄だし、自分としてもすごく嬉しい」と感想を述べると、「自分がチームをまとめるだけではなく、いい組織、いいチームを作るという意味でみんなの助けも欲しい。より力を注いでみんなをまとめられれば、と思っています」と抱負を語った。

ガブリエウを指名した理由について長澤徹監督は、「RBに変わったから、外国籍選手に仕切ってもらう」とジョークを一発。昨年まで在籍していた横浜FCの四方田修平監督とも話をしたそうで、「ゲームを進める上で冷静に物を見られる選手。なかなかチーム状況が上向きにならない時にも戦える選手だというのは知っていたし、いい時も悪い時も安定してしっかり戦えるように、ということで選んだ」と明かした。



キャプテンにもいろいろなタイプがいる。自分から積極的に他の選手に働きかけたり、逆に自分を見て各自が自分で感じ取ってほしいというようなスタイルもある。ガブリエウは、「両方をミックスしたところがある。もちろん励ます時は励ましたいし、キャプテンである以上、正しい行動を見せて、みんなを引っ張るのも大事」と自身を分析。その中で、「うまくいってない選手に対してきつい言葉を言っても気持ちは上がらない。そういう時こそその選手を鼓舞し、しっかりとチームの一員だと再認識させるのも大事だと思う」とノウハウの一端を話した。

移籍1年目でのキャプテン指名には「本当に頭の片隅にもなくて」と驚きを隠さなかったが、2023、2024と横浜FCでもキャプテンを務めており、そのキャプテンシーは折り紙付き。「すごくありがたい責任で、しっかりとまっとうしてチームを引っ張っていきたい」と覚悟を語る。プレーヤーとしてだけでなく、キャプテンとしてもチームを牽引するガブリエウに、今季は注目したい。

Reported by 土地将靖