1月5日、AC長野パルセイロが始動日を迎えた。12年目の明治安田J3リーグを戦う今季。藤本主税新監督のもと、土台づくりの1年と位置付ける。
初日から2部練習を継続。選手たちからは「きつい」という声も聞こえてくるが、チーム最年長の加藤弘堅からすれば「この時期はどんな日程でもきつい。なんでもいいっす」。
藤本監督はロアッソ熊本で5年間、大木武監督のもとでコーチとヘッドコーチを務めてきた。長野に来て“師匠”さながらのハードスケジュールを課しているが、加藤も京都サンガF.C.時代、大木監督のもとで1年間プレーした経験がある。その経験を踏まえれば、初日から2部練習が続くのも想定内だったわけだ。
それでも「真剣にやっているからこそ出てくる楽しさもあるし、ボールを動かすという楽しさもある」と話す。パス&コントロールやポゼッションなど、基礎練習を徹底。徳島ヴォルティスから加わった長谷川雄志からしても「楽しいっす。バチバチの1対1ばかりとかじゃなくて、こういう『パス、パス、パス』という練習のほうが自分は好き」。
その楽しさを、いかに結果へと繋げられるか。今週末には一発目のトレーニングマッチを控えており、腕試しといきたいところだ。
Reported by 田中紘夢