AC長野パルセイロは11日、藤本主税新監督の就任を発表した。選手時代の古巣・ロアッソ熊本でヘッドコーチを務めていた47歳。トップチームでは監督初挑戦となるが、手腕だけでなく言動にも注目だ。
「サッカーは興行だと思っている」と就任会見で語った藤本監督。現役時代に阿波踊りのゴールパフォーマンスで周囲を沸かせた男は、「例えばトレーニングをするにしても、できる限りサポーターの近くでボール回しをしたり…。見に来た人たちに喜んでもらえるのが、僕たちの喜びでもある」と強調する。
観客をいかに喜ばせるか――。21日には南雄太氏の引退試合に、「YUTA FRIENDS」の一員として参加。ケガの影響で出場は叶わなかったが、解説として下田恒幸アナウンサーとともに試合を盛り上げる。柴山昌也(セレッソ大阪)に「やっちゃえ!」と煽って“キュンキュンドリブル”を誘発すれば、一向にゴールが決まらない播戸竜二をいじり倒して笑いも呼んだ。
#南雄太引退試合
— 南雄太 引退試合 -Yuta MINAMI Farewell Game- 12/21@NACK (@ymfg_1221) December 21, 2024
放送席も熱いです🎙️
実況: #下田恒幸 ✖️ 解説: #藤本主税#南雄太@south0018 pic.twitter.com/vzyiC3Sanp
終始饒舌ぶりを披露し、後輩の引退試合を陰で支えた藤本氏。就任会見の際にも「見た目が怖いと言われるんですけど、中身は優しいので…」と報道陣を和ませていた。監督としての手腕はもちろんだが、取材時の発言やサポーターを喜ばせる行動にも注目したい。
Reported by 田中紘夢