J1昇格プレーオフ進出のためには勝ち続けなければならないジェフユナイテッド千葉が、J1昇格争いのライバルであるV・ファーレン長崎と対戦した明治安田J2リーグ第37節。第27節以来となるスタメンでピッチに立ったのが山越康平だった。その試合で山越は長崎のマテウス ジェズスをマーク。ハイボールのヘディングでの競り合い、ラストパスが入るところでの激しいフィジカルコンタクトなどで奮闘を見せた。
「ここで使われるっていうことは、自分の強さというところを生かしてマテウス ジェズス選手のところを潰すという役割が明確だったので、絶対負けない気持ちで試合に入りました。最初のほうはちょっと相手にやられてというか、ボールをキープされてしまったんですけど、もう相手が強すぎたので(苦笑)、途中からはファウルしてもいいやぐらいの気持ちで行ったら、いい感覚というかアジャストできました。最初からそれをやれていればなという思いはあります」
しっかりと修正して対応した山越のプレーに対して、千葉の小林慶行監督は試合後の記者会見で「山越のプライドだと思う」という言葉で評価した。
「1対1の強さが自分の持ち味なので、絶対に気持ちで負けないぞという思いでやっていましたし、もっと本当に相手を削るぐらい、最初からやらないといけないなと思いました」
しかし、千葉は4分と早い時間にPKで失点。25分にエドゥアルドが同点ゴールを奪い、逆に千葉がPKを得て勝ち越すチャンスがあったものの、キッカーの小森飛絢が蹴ったPKは長崎のGKの若原智哉にキャッチされてしまった。そして、終盤の84分に失点して1-2の敗戦。試合前は4位だった順位は、第37節終了後には6位に後退した。
とはいえ、千葉のJ1昇格プレーオフ進出の可能性はまだ残っている。最終節の相手はここ5シーズンの対戦で千葉の勝利がないモンテディオ山形だが、千葉はとにかく勝ちさえすればJ1昇格プレーオフに進出できる。
「自分たちが最後に勝利するために、また明日からしっかり準備します。本当に人生を懸けるぐらいの試合だと思うので、ここでまたしっかりとチーム一丸となって戦いたいなと思っています。今日は負けましたけど、下を向く必要はないですし、『しっかり顔を上げて戦おう』という話は小林監督からもありました。勇気を持って今日みたいにプレーして、最後は気持ちの勝負になってくると思うので、気持ちで勝ちたいなと思っています」
取材エリアで話す山越の右目の上や額の左側などには、競り合いのあとの打撲と思われるような赤みが見られ、その試合での激闘ぶりをうかがわせた。
鈴木大輔のアキレス腱断裂、久保庭良太の足首の疲労骨折など、センターバックが戦線離脱する中で、東京ヴェルディから期限付き移籍で加入した山越。スタメン出場の機会は少ないものの、交代出場で試合を締める役割を担い、スタメン出場の第37節で見せた奮闘にも普段からのしっかりとした心身の準備が感じられる。
「自分はまだまだなので、もっと体を張らないといけないし、最初から一つも負けないとう気持ちというか、そういうメンタリティが大事だと思うので、また一から準備したいなと思います。あとはもう勝つだけです」
最終節で山越はスタメンなのか、ベンチスタートなのかは不明だ。だが、ピッチに立った時には『プライド』が感じられるプレーを見せ、勝利に貢献するはずだ。
Reported by 赤沼圭子
「ここで使われるっていうことは、自分の強さというところを生かしてマテウス ジェズス選手のところを潰すという役割が明確だったので、絶対負けない気持ちで試合に入りました。最初のほうはちょっと相手にやられてというか、ボールをキープされてしまったんですけど、もう相手が強すぎたので(苦笑)、途中からはファウルしてもいいやぐらいの気持ちで行ったら、いい感覚というかアジャストできました。最初からそれをやれていればなという思いはあります」
しっかりと修正して対応した山越のプレーに対して、千葉の小林慶行監督は試合後の記者会見で「山越のプライドだと思う」という言葉で評価した。
「1対1の強さが自分の持ち味なので、絶対に気持ちで負けないぞという思いでやっていましたし、もっと本当に相手を削るぐらい、最初からやらないといけないなと思いました」
しかし、千葉は4分と早い時間にPKで失点。25分にエドゥアルドが同点ゴールを奪い、逆に千葉がPKを得て勝ち越すチャンスがあったものの、キッカーの小森飛絢が蹴ったPKは長崎のGKの若原智哉にキャッチされてしまった。そして、終盤の84分に失点して1-2の敗戦。試合前は4位だった順位は、第37節終了後には6位に後退した。
とはいえ、千葉のJ1昇格プレーオフ進出の可能性はまだ残っている。最終節の相手はここ5シーズンの対戦で千葉の勝利がないモンテディオ山形だが、千葉はとにかく勝ちさえすればJ1昇格プレーオフに進出できる。
「自分たちが最後に勝利するために、また明日からしっかり準備します。本当に人生を懸けるぐらいの試合だと思うので、ここでまたしっかりとチーム一丸となって戦いたいなと思っています。今日は負けましたけど、下を向く必要はないですし、『しっかり顔を上げて戦おう』という話は小林監督からもありました。勇気を持って今日みたいにプレーして、最後は気持ちの勝負になってくると思うので、気持ちで勝ちたいなと思っています」
取材エリアで話す山越の右目の上や額の左側などには、競り合いのあとの打撲と思われるような赤みが見られ、その試合での激闘ぶりをうかがわせた。
鈴木大輔のアキレス腱断裂、久保庭良太の足首の疲労骨折など、センターバックが戦線離脱する中で、東京ヴェルディから期限付き移籍で加入した山越。スタメン出場の機会は少ないものの、交代出場で試合を締める役割を担い、スタメン出場の第37節で見せた奮闘にも普段からのしっかりとした心身の準備が感じられる。
「自分はまだまだなので、もっと体を張らないといけないし、最初から一つも負けないとう気持ちというか、そういうメンタリティが大事だと思うので、また一から準備したいなと思います。あとはもう勝つだけです」
最終節で山越はスタメンなのか、ベンチスタートなのかは不明だ。だが、ピッチに立った時には『プライド』が感じられるプレーを見せ、勝利に貢献するはずだ。
Reported by 赤沼圭子