8月上旬の2週間の中断期間を終え、明治安田J3リーグが間もなく再開する。首位を独走する大宮アルディージャではあるが、順位を維持するだけでなく、さらにその先も見据え、ストライカー陣についてテコ入れを行なっている。中野誠也がアスルクラロ沼津に移り、シュヴィルツォクを放出する一方、オリオラ サンデーとファビアン ゴンザレスを共に完全移籍で獲得。FW登録の選手数に変わりはないが、出場枠を巡る競争はより激化したように思える。
ファビアン ゴンザレスは加入直後の第23節テゲバジャーロ宮崎戦で途中出場。73分の自身の決定機は相手ゴールキーパーに阻まれたものの、81分に相手DFを引き付けて藤井一志のゴールをお膳立て。長澤徹監督はアシストについて「エゴイスティックな選手だと(ボールを)渡せない。勝点を稼ぐプレイヤーだと改めて実感した」と手放しで高評価した。最後は息が上がってしまいピッチを去ることになったが、「自分に何が足りていないのかがより明確に分かった。コンディションをもっと上げて戦いたい」と中断明けに向けて意気込んだ。
杉本健勇が出場停止だったこの試合で、大澤朋也と先発2トップを担ったのがオリオラ サンデー。第22節FC大阪戦で後半からデビュー。高温多湿の宮崎戦でも、シュートこそなかったものの運動量で貢献した。長澤監督は先発起用について「まだ迷いはあった」と明かしたが、「良さは出ていたと思う。相手の最終ラインを引っ張る作業を嫌がらずやってくれるので、非常に良かった」と献身的なプレーを称えていた。
この宮崎戦で試合を決める2点目を挙げた藤井も「岩手戦に続いて途中出場で結果を残せたことに手応えはすごく感じていますけど、やはりサッカー選手である以上、スタートで出る、というところは持ち続けなければいけない」と巻き返しに腕を撫す。大澤は今季リーグ戦でまだ得点がないことに危機感を隠さないが、「他の選手と違って独特なタメができる」と長澤監督の評価は悪くない。ベテラン富山貴光も控えている。杉本を中心軸とする構成に変わりはないだろうが、ストライカーの先発メンバー争い、ベンチ入り枠を巡る争いは間違いなく激しさを増した。
その競争を、指揮官は歓迎する。
「(新戦力が)入ったことによる競争力。そういう中でまた凌ぎを削ってチーム力を上げていくというのがテーマ」(長澤監督)
中断明け、大宮は進むべき道を驀進する。
Reported by 土地将靖
ファビアン ゴンザレスは加入直後の第23節テゲバジャーロ宮崎戦で途中出場。73分の自身の決定機は相手ゴールキーパーに阻まれたものの、81分に相手DFを引き付けて藤井一志のゴールをお膳立て。長澤徹監督はアシストについて「エゴイスティックな選手だと(ボールを)渡せない。勝点を稼ぐプレイヤーだと改めて実感した」と手放しで高評価した。最後は息が上がってしまいピッチを去ることになったが、「自分に何が足りていないのかがより明確に分かった。コンディションをもっと上げて戦いたい」と中断明けに向けて意気込んだ。
杉本健勇が出場停止だったこの試合で、大澤朋也と先発2トップを担ったのがオリオラ サンデー。第22節FC大阪戦で後半からデビュー。高温多湿の宮崎戦でも、シュートこそなかったものの運動量で貢献した。長澤監督は先発起用について「まだ迷いはあった」と明かしたが、「良さは出ていたと思う。相手の最終ラインを引っ張る作業を嫌がらずやってくれるので、非常に良かった」と献身的なプレーを称えていた。
この宮崎戦で試合を決める2点目を挙げた藤井も「岩手戦に続いて途中出場で結果を残せたことに手応えはすごく感じていますけど、やはりサッカー選手である以上、スタートで出る、というところは持ち続けなければいけない」と巻き返しに腕を撫す。大澤は今季リーグ戦でまだ得点がないことに危機感を隠さないが、「他の選手と違って独特なタメができる」と長澤監督の評価は悪くない。ベテラン富山貴光も控えている。杉本を中心軸とする構成に変わりはないだろうが、ストライカーの先発メンバー争い、ベンチ入り枠を巡る争いは間違いなく激しさを増した。
その競争を、指揮官は歓迎する。
「(新戦力が)入ったことによる競争力。そういう中でまた凌ぎを削ってチーム力を上げていくというのがテーマ」(長澤監督)
中断明け、大宮は進むべき道を驀進する。
Reported by 土地将靖