7月3日、パリオリンピックに出場するU-23日本代表のメンバーが発表された。柏レイソルU-18出身の細谷真大(柏)とGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が選出。同アカデミーで“先輩”として共闘していたAC長野パルセイロの杉井颯は、「きっとやってくれると思う。サポーターとして、日本人として応援したい」と期待を込める。
GK小久保は柏U-18の同級生で、細谷は1歳下に当たる。杉井は2019年にトップチームへ昇格し、2種登録ながらプロデビューする細谷の姿も見てきた。自身としては先を越される格好となったが、「腐らずやれる選手だし、大舞台に強い選手というのはずっと思っていた」。
今年4月のU-23アジアカップ準決勝で、日本はイラクに2-0と勝利。8大会連続でのオリンピック出場を決めた。その試合で先制点を挙げたのは細谷だったが、杉井は「どうせ決めるだろうなと思っていた」と笑みをこぼす。今季も柏の試合はすべてチェックしており、「点は取れていないけど、それ以外の部分はすごいと思う」。
U-23日本代表は今月25日、パリオリンピック初戦のパラグアイ戦を迎える。杉井はいちサポーターとして、「楽しみなところはある」と声を弾ませた。自身はJ3リーグで2試合連続ゴール中。次節は古巣・ツエーゲン金沢との対戦だが、後輩に負けじと活躍を見せたいところだ。
Reported by 田中紘夢