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【取材ノート:長野】プレーオフラウンド進出へ。“道産子”が魂を燃やす

2024年5月21日(火)


AC長野パルセイロは22日、JリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド 第3回戦に挑む。プレーオフラウンド進出を懸けたホームゲーム。J1・コンサドーレ札幌への下剋上に向けて、“道産子”が魂を燃やしている。

札幌市出身の池ヶ谷颯斗。幼少期は札幌の応援に駆けつけ、高校時代には同クラブに練習参加した経緯もある。縁の深い地元クラブに対し、プロ9年目にして初の顔合わせだ。「もう32歳なので、サッカー人生は長くないと思う。地元のプロチームと対戦することは、もうないかもしれない。必死でやりながらも楽しんで、勝てるように持っていければ」と力を込める。

伊達市出身の高橋耕平は、札幌大学を経てプロ入り。今季は怪我の影響もあって出場機会がないものの、何かしらの思いを抱いているはずだ。クラブとしても2012年の天皇杯2回戦で対峙し、その際は1-1で迎えたPK戦の末に競り勝っている。当時はJFLに所属していたが、J3にカテゴリーを上げて12年ぶりの再戦。またしてもジャイアントキリングとなるか。

J2の徳島ヴォルティス、J1の京都サンガF.C.を下し、3回戦まで勝ち進んできた。札幌に勝利すれば、プレーオフラウンドという名の新たなステージに進出する。今大会3度目の下剋上を果たし、クラブの歴史に名を刻みたいところだ。

Reported by 田中紘夢