AC長野パルセイロは今週末から3連戦を迎える。いずれも中2日しか準備期間がなく、稀に見る過密日程。総合力を示す意味ではチャンスとも捉えられる。まずは目先の天皇杯県予選に勝利し、弾みをつけられるか。
リーグ戦は10試合を終え、2勝5分3敗の11位。第2節以降は7試合負けなしと勝点を積み上げてきたが、目下2連敗と苦しんでいる。前節から1週が空き、仕切り直しの3連戦へ。ケガから復帰した進昂平は「自分のようなフレッシュな選手が変えていきたい」と意気込む。
これまでの連戦を振り返ると、メンバーを入れ替えながら戦う傾向にあった。リーグ戦から中3日で迎えたJリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド 第1回戦・徳島戦は、スタメンを総入れ替え。それでも5-1と大勝を収め、髙木理己監督は「誰が出場してもやれることを証明できた」と話していた。
今回の3連戦もメンバーの入れ替えはあるはずだ。まずは長野県サッカー選手権大会準決勝。天皇杯の県予選に当たる大会で、北信越リーグ1部のアルティスタ浅間と戦う。カテゴリーで言えば格下の相手に対し、どのようなメンバーで臨むのか。はっきり言って、全く予想はつかない。
ただ一つ言えるのは、コンディションの良いメンバーで臨むということだ。ここからルヴァンカップの京都サンガF.C.戦、明治安田J3リーグのギラヴァンツ北九州戦と続くが、「まずはトーナメントで次のステージに行くこと。その中でリーグ戦をどう戦っていくか」と髙木監督は言う。
あくまで目の前の試合が先決であり、そこで結果を残したメンバーが生き残っていくのだろう。そういった意味でも、まずはアルティスタ浅間戦が最重要だ。
Reported by 田中紘夢