過酷な公式戦5連戦もいよいよラストゲームだ。AC長野パルセイロは明治安田J3において、3試合連続で引き分けが続いていたが、前節・福島ユナイテッドFC戦で2-1と逆転勝ち。ホームで待望のリーグ戦初勝利を挙げた。
5連戦の4試合目。スタメンを7人入れ替えて臨んだが、クオリティが落ちることはなかった。前半から試合を優位に進め、後半に先制を許したものの、交代選手がギアを上げて逆転に成功する。「メンバーも変わった中で総力戦だった。そういう中で勝ち切れたのは本当に大きい」と初先発の冨田康平。キャンプから培ってきた総力が実を結んだ。
今節は5連戦のラストゲーム。相手は名将・石﨑信弘監督率いるヴァンラーレ八戸だ。中3日で本州最北端のロングアウェイに乗り込み、ピッチコンディションも含めてタフな戦いが予想される。前節に欠場した古賀俊太郎は「勝ち切れるチーム、負けないチームを作っていきたい」と意気込んだ。
髙木理己監督も前節の試合後、「アウェイでは這いつくばってでも勝点を持って帰って、ホームでは勢いよく攻めていく。そういうチームにしていきたい」と話していた。連勝を目指すのはもちろんだが、最低でも勝点1を持ち帰りたいところ。5連戦を無敗で乗り切り、春の到来を迎えられるか。
Reported by 田中紘夢