明治安田生命J1リーグ(J1リーグ)第15節のジュビロ磐田戦をスコアレスドローで終えたヴィッセル神戸。勝点1を積み上げたものの、未だ勝ち星一つと苦しい状況は続いている。
そんな中、一筋の光明が差した。4月の明治安田J1第7節FC東京戦を最後に戦列から離脱していた日本代表の橋本拳人が復帰したのだ。ケガ人が多い神戸の“救世主”として活躍が期待される。
振り返ると、昨季の終盤に鉄人・山口蛍がケガで離脱し、同時期にセルジ サンペールや郷家友太も負傷したことでボランチの枚数不足が課題の一つとなった。その解決策として、今季は扇原貴宏を補強。磐石の体制でシーズンに入った。だが、3月のAFCチャンピオンズリーグ プレーオフで不動のアンカーだったサンペールが負傷。シーズン中の復帰が難しいという緊急事態となった。
そのすぐ後にロシアのFCロストフから橋本の加入が発表された。サンペールの穴埋めはもちろん、新しいケミストリーに期待は高まったが、4月のFC東京戦で古傷が悪化し離脱。さらに5月の直近4試合は扇原を負傷で欠くなど再びボランチ不足という事態に陥っていた。幸い、CB大﨑玲央がボランチとしていい働きを見せていたものの、過密日程と夏場を考えると山口と大﨑の2枚で乗り切るのは難しい状況だと思われた。
その中での橋本の復帰はチームにとって大きなプラス材料に他ならない。磐田戦後のミックスゾーンで橋本が囲み取材に応じてくれたので、その一部を最後に紹介しておきたい。
Q:どういう思いで復帰したか。
A:いい試合はできている。結果が出ていないだけだと思う。個人としてはこの苦しい流れを変えられるように頑張りたい。
Q:磐田戦は途中出場だったが、どんなイメージで入ったのか。
A:いい攻撃はできていたので、ボールを奪われた後にボールを奪い返して2次攻撃につなげることを意識しました。それが相手にダメージを与えられることだと考えていたので、奪われたあとの切り替え、それが自分の持ち味でもありますし、そこを出せるようにやりました。
Q:うまく試合に入れた印象だったが、コンディションはどうか。
A:まだ全体合流して間がないのでコンディションをどんどん上げていかないといけない。でも、戦術や味方のプレースタイルは頭の中にしっかり入っているので、徐々にフィットしていけるのではないかと思っています。
Reported by 白井邦彦
そんな中、一筋の光明が差した。4月の明治安田J1第7節FC東京戦を最後に戦列から離脱していた日本代表の橋本拳人が復帰したのだ。ケガ人が多い神戸の“救世主”として活躍が期待される。
振り返ると、昨季の終盤に鉄人・山口蛍がケガで離脱し、同時期にセルジ サンペールや郷家友太も負傷したことでボランチの枚数不足が課題の一つとなった。その解決策として、今季は扇原貴宏を補強。磐石の体制でシーズンに入った。だが、3月のAFCチャンピオンズリーグ プレーオフで不動のアンカーだったサンペールが負傷。シーズン中の復帰が難しいという緊急事態となった。
そのすぐ後にロシアのFCロストフから橋本の加入が発表された。サンペールの穴埋めはもちろん、新しいケミストリーに期待は高まったが、4月のFC東京戦で古傷が悪化し離脱。さらに5月の直近4試合は扇原を負傷で欠くなど再びボランチ不足という事態に陥っていた。幸い、CB大﨑玲央がボランチとしていい働きを見せていたものの、過密日程と夏場を考えると山口と大﨑の2枚で乗り切るのは難しい状況だと思われた。
その中での橋本の復帰はチームにとって大きなプラス材料に他ならない。磐田戦後のミックスゾーンで橋本が囲み取材に応じてくれたので、その一部を最後に紹介しておきたい。
Q:どういう思いで復帰したか。
A:いい試合はできている。結果が出ていないだけだと思う。個人としてはこの苦しい流れを変えられるように頑張りたい。
Q:磐田戦は途中出場だったが、どんなイメージで入ったのか。
A:いい攻撃はできていたので、ボールを奪われた後にボールを奪い返して2次攻撃につなげることを意識しました。それが相手にダメージを与えられることだと考えていたので、奪われたあとの切り替え、それが自分の持ち味でもありますし、そこを出せるようにやりました。
Q:うまく試合に入れた印象だったが、コンディションはどうか。
A:まだ全体合流して間がないのでコンディションをどんどん上げていかないといけない。でも、戦術や味方のプレースタイルは頭の中にしっかり入っているので、徐々にフィットしていけるのではないかと思っています。
Reported by 白井邦彦